北山村までの道のりは絶景でした

まだまだwakayama800のスタンプ集めは続きます。

目次

スタート地点は熊野本宮大社

今回は、世界遺産で有名な和歌山県田辺市本宮町にある、熊野本宮大社からスタートします。

熊野本宮大社や熊野古道、そして大斎原(おおゆのはら)にある大鳥居などがこの町の観光スポットです。

大鳥居

この田園の先にある鳥居は、熊野古道の山道からでも目立つほど、とてつもない大きさです。

高さは33.9m、横幅は42mもあり、日本一の大きさの鳥居です。

今回の走行ルート

アップダウンあり

熊野川に沿って東に進み途中で見つけた喫茶店で昼食を食べ、目的のスタンプがある道の駅おくとろまでのルートです。

基本的に平坦ですが、トンネルが続くエリアではアップダウンが待っています。

序盤は熊野川を眺めながらのんびり走りましょう。

熊野川は奈良県、和歌山県、三重県の3つの県の間を流れている川です。

普段はきれいな川が流れているところですが、ちょうど台風の影響で雨が降った後だったので、熊野川は茶色く濁っていました。

せっかく車で3時間近くかけて来たのに残念でした。

しかし、途中で合流する北山川は、なぜか綺麗な色をしていました。

交わる二色の川

熊野川と北山川の合流ポイント

こんなにもくっきりと川の色が変わっているのは初めて見ました。

距離的にはそんなに離れていない2つの川ですが、雨の降り方が違ったのでしょうか?

さすがに流量の多い熊野川が勝って、下流の水はまだ濁っています。

しかし、この先の北山川の上流には綺麗な川が待っています。

Bookcafe kujuでランチ

途中から北山川沿いに進んで行くと、ちょうどお昼の時報が町内を響き渡りました。

今日のお昼ごはんはどうしようか? と考えていると、ちょうどすぐ近くに喫茶店が現れました。

本屋と喫茶店とパン屋
建物全体の様子

はじめは何の建物の跡なのか分かりませんでした。

かなり古そうな建物で、煙突が一箇所だけ飛び出しています。

食欲と好奇心が高まってきます。

とりあえず入り口へ向かうと古い建物の答えが分かりました。

九重小学校

廊下の様子

廊下と各部屋の入り口上にある表札。

そして部屋の入口にあるロッカー。

なんと! ここは廃校になった小学校でした。

私よりももっと上の年代の人なら、建物の外観ですぐに学校だと分かったかもしれません。

教室は喫茶店と本屋になっており、右の扉を抜け、外の建物にはパン屋があります。

カフェの教室は三部屋

一番手前の教室

手前の教室はキッチンとレジ、それから客席があります。

まずはこちらで先に料理の注文と会計をします。

ちなみに、AirPAYを導入しているお店でしたので、キャッシュレスに対応しています。

支払いを済ませたら、次は自分が座りたい席を探します。

とりあえず、隣の教室に入ってみることにしました。

一番目と二番目の教室は廊下に出なくても行き来できるように繋がっています。

二番目の教室

先程の教室とは異なり、窓際の席だけでなく広いテーブルもあります。

廃校ということもあって、おそらく当時の黒板とストーブも残っています。

天井には蛍光灯はなく、電球が取り付けられていました。

本と土産物

また、この教室には本と土産物が販売されていました。

本棚や机なども当時の物をそのまま利用しているように見えます。

細かな備品(試験管や古い薬缶)等も置いてありました。

三番目の教室

こちらの教室には当時の机と椅子がそのまま置かれているようで、小学生に戻った気分で食事を楽しめそうです。

また、畳を敷いたスペースもあります。

水はセルフサービスとなっており、各教室に水とコップがセットされています。

大きな三角定規もあるよ

古い建物だけあって、夏場は虫の対応で大変そうです。

冬は寒そうなので、ストーブの周りには人が集まりそうです。

今日のお昼ごはん

サンドイッチとキッシュのセットと甘夏みかんジュース

このサンドイッチは中に鶏肉とスモークサーモンとレタスなどが入っていました。

キッシュはきのこ類がたっぷり入っています。

黄色のスープはかぼちゃスープです。

どれも味付けはシンプルで食材の味をそのまま生かしたメニューだと感じました。

その中でも個性が強かったのが、甘夏みかんジュース。

これは思ったよりも強烈な酸っぱさでした。

酸っぱいものが好きな人はぜひ注文してみて下さい。

キーマカレーとはちみつレモンスカッシュ

こちらはオーソドックスなキーマカレーといった感じです。

ドリンクのレモンスカッシュの方はもっと酸っぱいのでは? と思って飲んでみると・・・

レモンスカッシュは、はちみつの甘さもあって飲みやすい味になっていました。

ちなみにこのレモンスカッシュには地元で採れたマイヤーレモンが使用されているそうです。

ちょっと気になったもの、その1

Bookcafe kujuのすぐ近く

綺麗に手入れされた庭に、テーブルと椅子が木の下に設置されていました。

綺麗な川と川の音を楽しみながら、のんびり過ごしている人がいるかも知れませんね。

後半の道のり

食事を済まし、北山村を目指して再出発します。

後半になると少し斜度がある登りがありました。

距離は短いので大変ではなかったのですが、登った後の景色は素晴らしいものがありました。

広がる絶景

目の前に広がっているのは北山川です。

少し青みがかって澄んでいる、とても綺麗な川です。

時間さえあれば、ここでしばらく川を眺めていたいくらい、とてもいい景色でした。

アップダウンとトンネル

更に進んで行くと、トンネルが続きます。

中には真っ直ぐなストレートの登りの先にトンネルが待っているところもありました。

ジェットコースターのような道

帰りはいっきに加速できそうです。

そしてこの坂を登った先にあるトンネルですが、けっこうな長さがありました。

2049mの標識が

瀞峡トンネル 延長2049mと書かれています。

ただ長いだけでなく、ここのトンネルに入ると急激に気温が下がります。

この時はまだ9月でしたが、中は冷蔵庫の中にでもいるかのような寒さでした。

夏以外は一枚何かを羽織った方が良いと思います。

ちょっと気になったもの、その2

走る狐
ヒッチハイクをする熊?
ファイティングポーズのウサギ

いくつものトンネルを抜けた先の橋の両サイドに謎の動物たちがいました。

特にウサギは何かと戦っているのでしょうか?

かなり気になりました。

この時は彼らが何をしているのかは分かりませんでしたが、おくとろ温泉のある道の駅に行けば、その答えが分かりました。

瀞峡観光あり

また橋から下を眺めると自然が作り出した見事な渓谷を見ることが出来ました。

岩が水によって削られ、荒々しい岩場が形成されています。

荒々しい岩場がむき出しの渓谷

ここの渓谷はよりも下流側になりますが、ウォータージェット船で瀞峡(どろきょう)を観光することも出来るようです。

気になる方はチェックしてみて下さい。

山には水が豊富

更に進んでいくと、あちこち路面が濡れていました。

また小さな滝もあり、台風後の影響なのか、山から水が溢れ出てきているようでした。

山から流れ出る水

晴れでも山道では濡れている路面が意外とあったりします。

スピードを出しすぎるとスリップするだけでなく、水が跳ねて背中やフレームに水や砂などがかかります。

こういう道ではマッドガードが欲しくなります。

ちょっと購入を検討してみます。

村でも有名な滝?

更に進むと、先程よりも大きな滝がありました。

北山村の観光スポットの1つでしょうか? 「雷の滝」と呼ばれている滝がありました。

バイクツーリングをしている人も足を止め、写真を撮っています。

ちょうどこの時は滝のガードレールの後ろあたりに、虹が写っていました。

北山村の道の駅に到着

おくとろ温泉がある道の駅に到着しました。

またきてたもれ(方言かな?)

駐車場の入り口には筏(いかだ)を操る筏師の石像がありました。

北山村では国内でも珍しい筏下り(いかだくだり)が楽しめるようです。

しかも、小さな筏ではなく、いくつもの筏を連結した長い筏です。

北山村観光サイトより

渓谷を下るので、結構揺れるのか、筏の中央には金属製の手すりが取り付けられています。

これだけ長い筏を操る筏師がいるのは、国内でも北山村だけかもしれません。

北山村へは、一度県外に出なければたどり着けない

和歌山県に住んでいる人が、和歌山県北山村に行くためには、奈良県を通らなければたどり着けません。

何を言っているのか分かりにくいかもしれませんが、北山村は下記の写真の通り、奈良県と三重県の間にあります。

かつて、北山村の木材を川で下流の新宮まで運んで商売をしていた事もあり、和歌山県が出来た時に北山村が和歌山県に入りたいと要望したことから、このような飛び地が生まれた。

そんな話をテレビで見た記憶があります。

詳しくは北山村(Wikipedia)で。

そんな飛び地ということもあり、周辺には複雑な県境があります。

奈良県から和歌山県へ

少し手前の場所でも、こんなにややこしい県境があります。

ちょうど和歌山県から奈良県を通って、また北山村がある和歌山県に向かう途中です。

森の住人たち?

道中で見つけた動物たちが何をしているのか?

その答えは道の駅にありました。

キャンプファイヤーを囲む動物たち

なんとキャンプファイヤーで火に当たっている動物たちでした。

決して、ヒッチハイクをしていたり、何かと戦っていた訳ではありませんでした。

写真は撮っていませんでしたが、猿やイノシシも道中にはいるので、ぜひ探して見てください。

いろいろな自然が美しく、そして複雑な事情によって生まれた飛び地、北山村でした。

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