購入動機はデザインと太いタイヤが使えること
以前からルイガノのロードバイクに1つだけ不満がありました。
それは、太いタイヤを装着できないことです。
田舎を走っているとどうしても舗装状態が悪い道に出くわす事があります。
特に後者のような道はスピードを落としていても、ひどい振動を味わう事になります。
それだけでなく、パンクリスクが非常に高くなります。
いつの間にかパンクをして、シーラントがパンク穴を塞いでくれていることもありました。
そもそもロードバイクは舗装路を走るための自転車です。
多少小石や小枝などは問題ありませんが、やはりオンロード用の自転車です。
そこで、エンデュランスロードやグラベルロードについて調べてみました。
その中でデザインが気に入って「これだっ!」という物がCHAPTER2 AOのSKY+BLUEカラーでした。
CHAPTER2 AOの特徴
色は明るく爽やか
色は水色のように見えますが、光の当たり方によっては、ビアンキのチェレステカラーを薄くしたような色にも見えます。
メーカーロゴも控えめなのがポイントです。
ダウンチューブの裏にも注目!
クロモリと違ってダウンチューブはかなり太いです。
しかし、その裏面には・・・
可愛い動物達と自然が描かれています。
普段は見えにくいところに描かれていて、汚れが付きやすい部分なのがちょっと残念です。
ボトルは6本も積める!
一般的なロードバイクではボトルケージを取り付けるダボ穴は2箇所ですが、AOは更に「ダウンチューブ下、フロントフォークの左右、トップチューブの上」の4箇所も多くなっています。
もちろんボトルだけでなく、ツールや荷物を載せるのにも活躍しそうです。
今のところはブルベに参加する予定はないので、とりあえずライトを取り付けています。
フロントフォークにライトを取り付けることによって、地面をより明るく照らすことが出来ます。
また、ライトの取り付け位置が下がることで、対向車や歩行者の顔に光が当たるリスクが減るのでおすすめです。
リアキャリアやフェンダーも取り付け可能
AOはフェンダーやリアキャリアを取り付けれるアタッチメントが付属しています。
今の所リアキャリアを取り付ける予定はありませんが、良さそうなフェンダーがあれば取り付けようと考えています。
ホイールベースの長さを変更できる!?
AOのフレームは部品交換をすることでホイールベースを基準から±7.5mm調整可能になっています。
ホイールベースを短くすると加速性が上昇し、ホイールベースを長くすると安定性が上昇するそうです。
このホイールベースの長さを変更し、ロングライドや荷物を多く積む時はホイールベースを長くし、ロードバイクのように走りたい時は短くする。
そんな使い方が可能なフレームになっています。
CHAPTER2 AOのパーツ構成
CHAPTER2には完成車がありません
新しい自転車といっても、CHAPTER2では完成車の販売は行っておらず、フレームのみの販売になっています。
すでに乗れる状態の完成車と異なり、自転車パーツを取り付けていく必要があるフレームセットなので、購入するには少し敷居が高く迷いましたが、現代ではネットがあり、自分でもロードバイクのメンテンナスをしていたこともあったので、購入して組み立てることにしました。
コンポはGRX系
コンポはフロントシングルを使いたかったのでGRX系で組むことにしました。
分かりやすいようにロード用のグレードを記載しています。
右レバー | ST-RX600-R | 105相当のSTIレバー |
左レバー | BL-RX600-L | 105相当のブレーキレバー(変速機構なし) |
補助ブレーキレバー | BL-RX812-R、BL-RX812-L | 油圧用の補助ブレーキレバー |
ブレーキキャリパー | BR-RX400-F、BR-RX400-R | TIAGRA相当の油圧ブレーキキャリパー |
クランク | FC-RX600-1 | 105相当のフロントシングルクランク(40T) |
リアディレイラー | RD-RX812 | ULTEGRA相当の最大42T対応のリアディレイラー |
スプロケット | CS-M7000-11 | 105相当のスプロケット(11-40T) |
BL-RX600-Lは少し小さい
フロントシングルで使用するので、左レバーは変速機構がないものを選びました。
左レバー自体は僅かに内側に動くようになっています。(転倒時の破損防止の為かな?)
後でフロントダブルにする可能性がある人はST-RX600-Lなどの、型番の最初がSTで始まる物を選ぶ必要があります。
リア周りは大型化
リアディレイラーもそれに伴って、最大42Tまで対応しています。
スプロケットは急なグラベルの斜面を登ることはないと思うので40Tを選択しました。
ブレーキは低グレードのBR-RX400
ブレーキキャリパーはGRXでもっともグレードが低いものです。
グレードが低くても制動力に問題はありません。
油圧ディスクなので、ワイヤー式よりも楽にブレーキが出来ます。
どうしてもストッピングパワーが欲しいと思ったのなら、ブレーキパッドをレジンパッドからメタルパッドに変更します。
油圧補助ブレーキレバー
町中や下りでも安全にのんびりとブレーキが使える補助レバーは欠かせません。
油圧補助ブレーキの取り付けは、ホースの長さに気をつけるだけで、特に変わった作業はありませんでした。
しかし、最近の油圧ブレーキと同じように、二点保持の取り付けスペースが広く必要な物でした。
個人的には、油圧は力が要らないので以前のような一点保持タイプの方が助かります。
サイコンを取り付けると、他のアイテムはほとんど取り付けれなくなってしましますから。
ホイールはTOKEN ROUBX PRIME DISC
ホイールはTOKENのグラベルホイールです。
重量 | 1568g(公称)/1532g(実測) |
リム幅 | 31.1mm |
リム内幅 | 25.3mm |
リムの高さ | 33mm |
その他 | フックレスリム |
このホイールを選んだ理由は「フックレスリムであること」「太いタイヤが使えること」「リムの高さが高すぎないこと」「値段が高すぎないこと」です。
その条件に当てはまったのがこのホイールでした。
タイヤはグラベルキング32c TLC
使用するタイヤは30Cで考えていましたが、グラベルキングのチューブレスレディータイヤ32Cは290gと太い割に軽量なので、これに決めました。
ちなみにタイヤの重量は2本とも285gでした。
さすがに日本製のタイヤは公称値よりも重たすぎることは無いようです。
軽いです。
いろいろ取り付けて完成?
補助ブレーキからレバーまでの油圧ホースとバーテープは巻いていない状態で8.55kg(ペダル込み)でした。
ブレーキホースを取り付けて、ブリーディング後に重量を測るのを忘れていました。
カーボンの完成車で8kg台後半は軽いとは言えないかもしれませんが、グラベルロードで考えてみると軽量な方です。
少し走ってみた感想
実際に完成して自転車でサイクリングロードを少し走ってみましたが、今までの自転車と異なり、フレームに筋が通っているかのような、フレーム全体との一体感があり、スムーズに進んでくれる自転車でした。
今までの自転車とは一体何だったのか!?
これが安物との違いなのかと実感しました。
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