AGILEST DURO 32C TLRを購入
6月に発売されたばかりのAGILEST DURO 32Cを購入しました。
AGILEST DUROはAGILESTに耐パンクガードが追加されたモデルになります。
昔、パナレーサーのクリンチャータイヤで「RACE D EVO3」を使ったことがあります、そのタイヤはPro Tite Beltがタイヤサイドまで覆っており、耐パンク性能が高いタイヤでした。
たしか、初めて購入したタイヤがRACE D EVO3でした。
タイヤ自体が少し固く、取り付けに苦労した記憶があります。
AGILEST DURO TLRはサイドに耐パンクガードがありません
なんと、AGILEST DURO TLRにはサイドに耐パンクガードがありません。
耐パンクガード自体はPro Tite Beltが採用されているのですが、サイドまで覆われていません。
普通なら耐久重視型のタイヤはサイドまで補強されているのですが、AGILEST DURO TLRはそうではありません。
もしかしたら、後からそんなタイヤが発売される可能性もあるかもしれませんが。
AGILEST DURO TLR 32CとGRAVEL KING TLC 32Cとの違い
まずはお決まりの新タイヤの重量測定から行います。
タイヤの重さ
グラベルキングの時は2本とも285gと公称値(290g)よりも5g軽かったので、相変わらずパナレーサーのタイヤは重量誤差が少なくて安心します。
タイヤ交換によって合計73gの重量増加となります。
グラベルキングは完全なスリックタイヤではなく細かな凹凸があり、サイドまで耐パンクガードがあるので、少し固さがあります。
これが乗り心地に影響を与えるかもしません。
取り付けは特に問題なし
AGILEST DURO TLRの方が少し柔らかいのでホイールの取り付けは簡単かもしれませんが、念の為にイージーフィット(ビードワックス)を使って取り付けます。
こういうビードワックスを使用するのはタイヤを嵌めやすくするだけでなく、ビードを無理に引っ張らずに済むことで、ビードの一部が少し歪むようなことを防止し、気密性が上がる効果があると思います。
そうでなくとも少ない力でタイヤを装着できるようになるのでおすすめです。
もちろんタイヤレバーを使わずに手だけで簡単に取り付けできました。
ビード上げはフロアポンプだけでOKでした
取り付けた後はビード上げですが、今回はフロアポンプだけで簡単に上がってしましました。
グラベルキングの時はフロアポンプだけではビードが上がらなかったので、今回もタイヤブースター(インフレーター)を用意しておきましたが、使う必要はありませんでした。
簡単にビードが上がったのはサイドが柔らかくホイールと密着しやすかった為なのかな?
もちろん使用するホイールとの相性もあるかもしれませんが。
ちなみの取り付けたホイールは Token RoubX Prime Disc(リム内幅25.3mm)のかなりワイドリムなフックレスホイールです。
フックレスホイールに装着する時は少し注意が必要です
最近ではよくネットで登場するようになったフックレスホイールですが、パナレーサーさんのホームページの情報によると、きちんと規格を満たしていないホイールも存在するとか・・・
心配な人は念のためにサイズ確認を!
この表にはありませんが、私が取り付けた25.3mmのホイールではタイヤ幅は約33mmでした。
かなりのワイドリムなので少なくとも34mmにはなると思っていましたが、約33mとなりました。
グラベルキングの時は約34mmだったので、少し細くなりました。
AGIEST DURO TLRのレビュー
オンロードでテスト
まずはしっかり舗装されたサイクリングロードでテストしました。
空気圧は普段グラベルキングで走るときと同じ空気圧に設定しました。
グラベルキングと比べると明らかに転がりが良くなっています。
舗装路を走るのが楽しくなります。
それだけでなく路面の感触が伝わりやすくなっています。
完全なスリックタイヤになった事で接地面が増えた影響もあるかもしれません。
もしかしたら適正空気圧が変わっていて、空気を入れ過ぎになっている可能性もあります。
この辺は好みの空気圧を探ってみようと思います。
オフロードでテスト
続いてはオフロード(砂利道)での走行です。
さすがにこの程度の砂利道は問題なく走れますが、前後のブレーキを同時にかけて減速をする時に後輪が僅かにスリップすることが何回かありました。
時速は20km〜25kmくらいで走行していました。
おそらく砂利よりも少し粒が大きい石が多い路面で発生しているようです。
これはグラベルキングを使用していた時には起きなかった現象でした。
グラベルキングなら時速25km以上で普通に走ることが多い場所でしたが、AGILEST DUROの場合は明らかに滑りやすそうな感触があったので、25km以下で走行することにしました。
やはりオフロードは砂利王グラベルキングには敵いませんでした。
これも空気圧を調節すればもう少し安定するかもしれませんが。
まとめ
タイヤの違い | 公称重量(実測) | トレッド | 耐パンクガード | 取り付け時のタイヤ幅 |
GRAVEL KING 32C TLC | 290g(285g) | 僅かな凹凸有り | サイドまで | 約34mm |
AGILEST DURO 32C TLR | 320g(320gと323g) | スリック | センターのみ | 約33mm |
転がり抵抗(オンロード) :AGILEST DURO>グラベルキング
転がり抵抗(オフロード):グラベルキング>AGILEST DURO
耐パンク性能 :グラベルキング>AGILEST DURO
軽さ :グラベルキング>AGILEST DURO
AGILEST DUROとグラベルキングの選び方
オフロード(砂利道)も普通に走りたい人はグラベルキングをおすすめします。
オンロードを快適に走って、オフロードは通過できる性能があれば良い人はAGILEST DUROがおすすめです。
それから、走行時のノイズはスリックタイヤのAGILEST DUROの方が静かです。
当たり前の事かもしれませんが、念の為に記載しておきます。
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