PSA1が壊れた!?
「自転車が壊れた」という話を義父から聞きました。
最近、PSA1は義父がよく乗っていました。
何をしたら壊れるのかと思っていましたが、現物を確認すると納得しました。

走行不能状態
見た瞬間にハンガーが折れた、と思いました。
車体はリアディレイラーが外れているため、手で押して動かすことは出来ても、これでは自転車に乗って走行は出来ません。
リアディレイラーが外れた原因を探る
車体の観察
まずはリアディレイラーが外れた原因を探っていきます。
これは、自分で簡単なメンテナンスをされる方ならご存知だと思いますが、ディレイラーハンガーが折れたことによるものだとすぐに分かります。

このように見事に折れてしまっています。
傷の形から、内側に曲がって折れたようです。
もともとディレイラーハンガーはフレームにダメージが及ばないように、フレームよりも柔らかいアルミで出来ています。
クロモリフレーム等の丈夫なフレームのディレイラーハンガーは丈夫で、このように折れることは、基本的にないと思います。
なぜ曲がったのか?
ネットで調べると、アルミのディレイラーハンガーは、自転車を倒してしまった時に曲がったり、金属疲労で曲がる事もあるそうです。
以前に義父がブレーキが強すぎて転倒した事がある。
という話を聞いていたので、その時に少し曲がった可能性があります。
そういえばブレーキパッドをメタルにしていたので、ママチャリ感覚でブレーキをかけると効きすぎるかもしれません。
それから、念の為に走行距離をチェックしてみると・・・

金属疲労にしては早いと思います。
なぜなら、電動アシスト自転車で、なおかつ7速という組み合わせです。
やろうと思えば、信号待ちでも簡単にトップギアでスタートできるので、変速を行う回数はかなり少なくなり、リアディレイラーの変速によるディレイラーハンガーへのダメージも減ります。
他に異常がないか観察してみると
他にもいろいろ自転車を観察していくと、少し異常を発見しました。

スポークが一本だけ不自然に曲がっています!
これだけ曲がっていますが、ホイールの振れ自体は特に問題ありません。
スポークの本数が多いので、1本だけが少し曲がったくらいでは、大きな影響はないようです。
リアディレイラーも見てみます。

ホイールに巻き込まれて引っ張られることで、突起部分を削り飛ばし、後ろへ飛び越えています。
もちろん、このリアディレイラーは使用できません。
故障の原因をまとめると
今回の問題が発生した内容をまとめると、ディレイラーハンガーが折れた原因が推測できます。
- 転倒によりディレイラーハンガーが、少なからず曲がった可能性がある。
- そのまま走行を続け、ディレイラーハンガーが更に曲がったか、折れてしまった。
- リアディレイラーがスポークに触れたか、ディレイラーハンガー折れてからリアディレイラーがスポークに触れた。
どちらにせよ修理が必要になります。
幸いにもPSA1は国内に販売店が多数あります。
私が購入した当時は、BESV PSA1の取扱店が和歌山になく、大阪のACT WITHさんで購入しました。
現在では和歌山にもPSA1の取扱店舗があります。
電動アシスト自転車では有名なメーカーなので、ECサイト等でも一部の部品を購入することが出来ます。
修理に必要なパーツ
修理に必要なパーツは以下のとおりです。
1.ディレイラーハンガー
2.リアディレイラー
これに加えて、スポークの曲がりもありますが、手で適当に曲がりを戻しておきました。
スポーク本数が少ない軽量ホイールなら簡単に振れますが、電動アシストの力を受け止める為に、スポークは丈夫で重たそうなので、軽い曲がりなら問題なさそうです。
幸いなことに、ディレイラーハンガーが役割をしっかり果たしてくれたことで、フレーム側にはダメージがなく、一部のパーツ交換だけで済みそうです。
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