フュージョン5 11ストーム オールシーズン チューブレスレディ(25C)
長い名前ですが、新しく交換するタイヤの名前です。
今まではホイールに付属していたイクシオンプロUST(25C)を使用していました。
初めて使用したチューブレスタイヤなので、クリンチャータイヤとの差に大変驚き、また同じ物を購入するつもりでした。
現在ではイクシオンプロUST 2という名前になっており、マイナーチェンジされ、耐久性が向上したそうです。
しかし、そのイクシオンプロUST 2の価格が思ったよりも高かったので、結局HUTCHINSONのフュージョン5 11ストーム オールシーズンタイヤに決めました。
USTに対応したタイヤ
使用しているホイールはマビックのキシリウムプロUSTです。
USTとは規格の一つで、この規格に対応したタイヤを使えば、このUSTの規格に対応したホイールにタイヤを簡単に装着出来るようになります。
そしてマビックのタイヤはHUTCHINSONのOEMのタイヤなので、UST規格を満たしているようです。
ですので、タイヤ装着もスムーズに出来るでしょう。
タイヤの特徴(チューブレス)
フュージョン5 11ストームには三種類あります。
軽量なギャラクティック
25Cで240g
転がり抵抗が低く、耐久性が低いタイヤ。
とりあえず速く走りたい人用。
バランス型のパフォーマンス
25Cで245g
得意不得意がない中間の性能のタイヤ。
迷ったらこれで良いかも。
耐久重視のオールシーズン
今回購入したタイヤ
25Cで260g
一番重いけれど、耐久性、快適性が一番良いタイヤ。
濡れた路面もOK! ブルベ用?
安全第一を考えるなら。
思ったよりも重いタイヤが届いた
今回はタイヤと一緒にチューブレスバルブも新品に交換します。
早速タイヤの重量測定をしてみました。
すると・・・
25Cは260gのはず・・・
HUTCHINSONのメーカー表記が25Cで260gで28Cで285gです。
しかし今回は25Cタイヤなのに280gもあります。
誤差は±7%までではないの!?
もちろん海外のサイトでも260gでした。
せっかくなのでマビックのタイヤ(イクシオンプロust)も測定
使用後のタイヤ(走行距離2500km、3年前のタイヤ)でシーラントが付着しているので少し誤差がありますが、こちらは公称260gで間違い無いでしょう。
タイヤ交換は大変!?
古いタイヤを外す
まずはマビックのタイヤを外します。
今は気温が低いので少し温めてから作業をしましょう。
後は普段どおりタイヤレバーを使って外し、濡れタオルで拭くだけです。
ホイールに付着したシーラントは濡れタオルで簡単に取れます。
チューブレスバルブも交換
約三年間使ったチューブレスバルブも交換します。
新たに購入したマビックのチューブレスバルブにはいろんな形のスペーサーのような物も入っていました。
新しいタイヤを取り付ける
ホイールの準備が終わったので新しいタイヤを取り付けていきます。
途中までは問題無く進みましたが、ここから先は手だけではタイヤをはめれません。
タイヤレバーの出番だね
もちろん左側を入れると右側が出てきます。
仕方ないので、2本のタイヤレバーを使って両側同時に入れようとすると・・・
マビーック!
折れました・・・
マビックのタイヤはもっと柔らかく脱着が簡単だったのですが、今回のタイヤはオールシーズンタイヤなので、少し固めなのかもしれませんね。
石鹸水を塗ってから再開
このままでは作業が進まないので、台所用洗剤(中性)と水を混ぜてホイールに塗っておきます。
こうすることで滑りが良くなってタイヤをセットしやすくなるとか。
しかし、もちろん手だけではセットできないので、タイヤを引っ張りながらタイヤレバーを使ってタイヤをホイールにセットするようにしました。
このやり方で片側ずつ入れていくと・・・
なんとかここまで入れることが出来ました。
ここまで来れば後は手だけで入れることが出来ます。
タイヤ装着完了
今まで一番大変なタイヤ交換作業になりましたが、なんとか完了しました。
タイヤの装着は大変でしたが、ビードはフロアポンプだけで上がりました。
小さなエアー漏れが何箇所かありますが、チューブレスレディタイヤなのでシーラントを入れます。
シーラントはいろんなメーカーから販売されていますが、今回はポピュラーなSTANSのシーラントを使います。
マビックのシーラントは少し匂いがきついですが、STANSのシーラントは不快な匂いは感じませんね。
匂い以外にメーカーによって性能差はあるのかな?
BR6800のブレーキでこれだけ余裕があるサイズなら、28Cにしても問題なさそう
試走してみた感想
とりあえずエアー漏れは完全に止まったので、空気圧を以前のタイヤと同じ5barで試走してみました。
路面の凹凸で反発を感じるくらい硬い・・・
エアーボリュームを感じますが、まるで空気圧が高めのクリンチャータイヤの様な反発のある乗り心地でした。
少し空気圧を下げてみることに
乗り心地が悪かったので前輪4.5bar、後輪4.7barに変更してみると
前回までとは大きく異なり、乗り心地が激変しクッション性が大幅にアップしました。
その代わり、グリップ力と路面抵抗が大きくなったように感じました。
最適解は4.6barと4.8bar
前回の空気圧では少しクッション性が薄かったので、更に0.1barずつ下げてみると
路面からの衝撃が少し緩和され、丁度良い空気圧になりました。
ただマビックのタイヤと比べる快適性(クッション性)は少し落ちたように感じました。
タイヤの硬さの差が出てるかも。
まとめ
今回は25Cのオールシーズンタイヤに変更しましたが、まさかの280gオーバーのタイヤで交換しづらく、乗り心地が思ったよりも良くなかったので、少し失敗したような感じはありました。
しかし、耐久性や濡れた路面での安定走行など、すぐには感じ取れない効果が後々分かってくるかもしれません。
そういう意味ではインパクトの薄いタイヤだったと思います。
もし表記通りの260gのタイヤならもっと評価が良かったかもしれません。
これなら28Cパフォーマンスのタイヤ(270g)を選びます。
そちらは実測で290gくらいになりそうな気もしますが・・・
コメント